🕘 約5分で読めます|監修 DINO編集部(業界歴30年・第二協会加盟)

契約書にサインする前に、まず立ち止まってください

AV出演を検討しているとき、「契約書を渡されたけど、どこを見ればいいのかわからない」「この内容で本当に大丈夫?」と不安になる方は少なくありません。契約書は難しい言葉が並びがちで、つい流し読みしてしまいがちですが、ここが最も大切な場面です。

この記事では、AV出演の契約書を受け取ったときに確認すべき注意点を、法律の情報も交えながら丁寧にお伝えします。なお、出演・応募は満18歳以上(高校卒業後)の方が対象で、身分証による年齢確認が必須です。

AV新法によって、契約書は「義務」になりました

2022年6月23日に施行されたAV出演被害防止・救済法(通称:AV新法)により、制作会社・プロダクションには、出演者に対して作品ごとに書面で契約書を交付し、出演者が理解できるよう説明する義務が法律で定められました。

口頭だけの約束や、曖昧な合意では法律上の要件を満たしません。契約書がない、または渡してもらえないという状況は、それ自体が問題のあるサインです。

契約書で必ず確認すべき5つのポイント

① 撮影・公表のスケジュール(法定の待機期間)

AV新法では、時間に関するルールが明確に定められています。契約書を受け取ってから1ヶ月が経過するまで撮影はできず、撮影終了から4ヶ月が経過するまで公表することもできません。詳しくは撮影・公表の期間に関する解説記事をご覧ください。

契約書に記載されているスケジュールがこの期間を守っているかを確認してください。「すぐ撮影したい」「来月には公開したい」などと急かしてくる場合は、法律違反の可能性があります。

② 出演内容の具体的な記載

「どんな撮影をするのか」が契約書に明確に書かれているかを確認してください。たとえば、撮影の種類・共演者の有無・衣装・行為の範囲など、あなたが事前に同意した内容と一致しているかが重要です。

「詳細は当日に説明します」「臨機応変に対応します」といった曖昧な記載は要注意です。契約書に書かれていないことは、後から「そんな話じゃなかった」というトラブルの原因になります。

③ ギャラの金額と支払い条件

報酬がいくらで、いつ・どのような方法で支払われるのかが明記されているかを確認してください。「後で決める」「別途相談」など、金額が不明確なまま契約させようとするケースには注意が必要です。

なお、当社(DINO)では出演者へのギャラ率として50%を支給しています(業界平均は30〜40%程度とされています)。ギャラに関する条件は、契約前に納得いくまで確認することが大切です。

④ 身バレ対策・モザイク処理に関する記載

顔出しの有無、モザイク処理の範囲、SNSや宣伝素材での使用範囲など、プライバシーに関わる条件が明記されているかを確認してください。口頭で「大丈夫ですよ」と言われても、契約書に記載がなければ法的な根拠になりません。

⑤ 撤回・解除に関する条件

AV新法により、出演者には公表から1年間、理由を問わず契約の申込みを撤回または契約を解除できる権利があります(2024年6月22日までに締結した契約については経過措置として2年間)。ただし、所定の手続きが必要です。詳細は弁護士または公的相談窓口にご確認ください。

この撤回・解除権について、契約書がどのように記載しているかを確認してください。あなたの権利を不当に制限するような記載がある場合は、立ち止まって専門家に相談することをお勧めします。詳しくは契約の撤回・取り消しに関する解説記事もご参照ください。

「サインしないと違約金」は要注意

「今日中にサインしないとペナルティが発生する」「断ったら損害賠償を請求する」などと言われた場合は、冷静に立ち止まることが大切です。AV新法のもとでは、出演者が自由意思で判断できる環境を保証することが制作側の義務とされています。

法的な判断が必要な場面では、弁護士や公的な相談窓口(内閣府・法務省の相談窓口、各地のワンストップ支援センターなど)への相談をお勧めします。

公開後に「やっぱり消したい」と思ったら

万が一、公開後に後悔した場合でも、法律上の権利があります。契約に基づかない公表や、撤回・解除をした場合には、制作・公表の停止・予防を請求できます。詳しくは公開停止・削除の方法に関する解説記事をご覧ください。

まとめ:契約書は「あなたを守るための書類」です

AV出演の契約書は、難しく感じるかもしれませんが、本来はあなたの権利と条件を守るためのものです。AV新法によって、出演者の権利は以前よりずっと明確に保護されています。

「この契約書のここが気になる」「条件について聞きたい」という方は、まずは気軽にDINOへご相談ください。当社では、納得のいくまで丁寧にご説明し、強制や急かしは一切行いません。満18歳以上(高校卒業後)の方向けに、写メ面接・LINE・メール・電話でのご相談にも対応しています。