🕘 約5分で読めます|監修 DINO編集部(業界歴30年・第二協会加盟)

「公開を止めたい」と思ったとき、まず知ってほしいこと

撮影後や公開後に「やはり公開を止めてほしい」「できれば削除してほしい」と感じることは、珍しいことではありません。そのような気持ちを抱えている方に、最初にお伝えしたいことがあります。

あなたには、法律によって守られた権利があります。

2022年6月23日に施行された「性をめぐる個人の尊厳が重んぜられる社会の形成に資するために性行為映像制作物への出演に係る被害の防止を図り及び出演者の救済に資するための出演契約等に関する特別法」(通称:AV新法)は、出演者が一定の条件のもとで契約を撤回・解除し、公開停止や削除を求められることを明確に定めています。

まずは落ち着いて、どのような権利があるのかを確認しましょう。

AV新法が定める「撤回権・解除権」とは

AV新法のもっとも重要な柱のひとつが、出演者の撤回権・解除権です。

「理由を問わず」という点が非常に重要です。「後悔した」「気持ちが変わった」——それだけで、この権利を行使する根拠になります。ただし権利の行使には所定の手続きが必要であり、個別の状況によって対応が異なる場合があります。具体的な手続きについては、弁護士や公的な相談窓口にご相談いただくことを強くおすすめします。

撤回権・解除権についての詳細は、AV出演契約の撤回・取り消しについて解説した記事もあわせてご覧ください。

公開停止・削除を請求できる場面

AV新法は、出演者が公開停止や削除(制作公表の停止・予防)を請求できる場面として、以下を定めています。

つまり、前述の撤回権・解除権を行使した後は、制作会社や販売元に対して公表の停止・作品の削除を求める権利が生じます。これは法律に明記された権利です。

一方で、実際にどこへ・どのような形で請求するかは、作品の流通状況(DVD・配信サイト・海外サイトなど)や契約内容によって異なります。複数の窓口への対応が必要になるケースもあり、弁護士への相談が現実的な第一歩となることが多いです。

手続きの大まかな流れ

公開停止・削除を求める際の一般的な流れを整理します。あくまで目安であり、個別状況により異なる点があります。

なお、撮影から公表までの期間については、AV新法により撮影終了から4ヶ月が経過するまで公表できないというルールも定められています。この期間内であれば、公表前に撤回することも可能です。

一人で抱え込まないために——公的な相談窓口

権利があることを知っていても、実際に動き出すのはハードルが高く感じるかもしれません。一人で悩まず、以下のような公的な相談窓口を積極的に活用してください。

いずれも無料または低費用で相談できる窓口です。状況を整理するだけでも、気持ちがずいぶん楽になることがあります。

「ちゃんとした事務所」かどうかが、最初の安心につながる

公開停止・削除の問題が起きにくくするために最も重要なのは、最初の契約段階で信頼できる事務所・制作会社と関わることです。

AV新法では、個別作品ごとに書面による契約が義務付けられており、契約書交付から1ヶ月が経過するまで撮影できないというルールもあります。これらのルールをきちんと守っている事務所かどうかを、事前に確認することが大切です。

なお、DINOの制作・出演案件は満18歳以上(高校卒業後)の方が対象であり、応募時には身分証による年齢確認を行っています。また、AV人権倫理機構の適正AVプロダクションが加盟する第二協会に所属しており、法令遵守を徹底しています。


まとめ:あなたには権利がある。一人で抱え込まないでください

AV新法は、出演者を守るために存在します。公表から1年間(経過措置対象の契約は2年間)は、理由を問わず契約を撤回・解除し、公開停止・削除を求める権利があります。ただし手続きには専門的な判断が必要なため、弁護士や公的窓口への相談を最初のステップにしてください。

もし「今後の仕事をどうするか」「信頼できる事務所を探したい」というお気持ちがあれば、DINOではLINE・メール・電話でのご相談を受け付けています。強引な勧誘は一切せず、まず話を聞くことを大切にしています。お気持ちの整理からでも、お気軽にどうぞ。